タイ旅行の通信手段としては、レンタルWi-Fiや空港での物理SIM購入よりも、スマホ上の設定で利用を始められるeSIMが便利です。ルーターを持ち歩く必要がなく、条件を満たしていれば、到着後すぐに現地のモバイル回線へ接続できるためです。本記事では、タイ向けeSIMのメリットや失敗しない選び方、設定手順と利用時の注意点を解説します。
- タイ旅行の通信手段は、受け取り不要で通信費を抑えやすいeSIMが便利
- 滞在日数や通話・SMSの要否に合わせてプランを選ぶと、通信トラブルを防ぎやすい
- 日本国内でeSIMを追加しておき、タイの空港に到着したら事業者の案内に沿って回線を切り替える
- SIMロックの有無と無制限プランの速度制限の条件を、事前に確認する
タイ旅行でeSIMを使う3つのメリット
タイ旅行でeSIMを利用すると、通信費を抑えやすく、空港での手間も減らせる場合があります。
| 項目 | ポイント |
|---|---|
| 通信料金 | プラン次第で費用を節約 |
| 受け取り | 空港での受け取り・待ち時間が不要 |
| SIM交換 | 抜き差しによる破損・紛失を抑制 |
レンタルWi-Fiより通信料金を安く抑えられる場合がある
タイ向けのeSIMは、選ぶプランによってはレンタルWi-Fiルーターより通信料金を抑えられる場合があります。機器の配送や受け取りが不要で、料金はデータ容量や利用期間によって異なります。サービスごとに条件をそろえて比較し、総額で選ぶことが大切です。
空港での受け取りや並ぶ手間がかからない
オンラインで旅行用eSIMを購入する場合、空港のWi-Fi受取カウンターに並ぶ必要がありません。QRコードや通信事業者のアプリなどでデジタル設定を行うため、機材の受け渡しも不要です。eSIMを事前に設定し、現地の対応回線に接続できれば、スワンナプーム国際空港などに到着した後すぐに通信を開始できます。
日本のSIMを抜き差しせず紛失リスクを抑えられる
eSIMはスマートフォンに組み込まれたデジタルSIMのため、日本の物理SIMカードを取り出さずに利用できます。SIMカードを取り出さずに済むので、着脱や保管に伴う破損・紛失のリスクを抑えられます。デュアルSIMに対応する端末と通信事業者であれば、日本の電話番号を維持したまま、データ通信にはタイの回線を指定できます。
タイ向けeSIMの失敗しない選び方
旅行のスタイルや使うアプリに合わせて、自分に合ったeSIMを選ぶことが大切です。
| 項目 | ポイント |
|---|---|
| 日数・データ容量 | 旅程と使用量に合うプランを選択 |
| 電話番号 | 通話・SMSの対応状況を確認 |
| 日本語サポート | 対応言語と問い合わせ方法を確認 |
滞在日数と必要なデータ容量で選ぶ
タイでの滞在日数と、現地でのデータ使用量から、合ったプランを選びます。Googleマップの閲覧やSNS投稿が中心なら容量制プラン、動画視聴やテザリングを頻繁に使う場合は大容量または無制限プランが候補です。日数の選択肢が細かく用意されているサービスなら、旅程に合わせやすくなります。
電話番号(音声通話)が付いているか確認する
配車アプリのGrabなどでSMS認証が必要な場合や、現地の飲食店・マッサージ店へ電話をかける場合は、タイの電話番号が付いたプランが役立ちます。旅行者向けのSIM・eSIMには、通話やSMSが付いたプランもありますが、内容はプランによって異なります。データ通信専用プランより用途が広がるため、現地で電話や認証を使う予定がある方に向いています。
日本語サポートの有無で選ぶ
設定手順で迷ったときや、現地で通信が途切れたときに備え、日本語の問い合わせ窓口がある事業者を選びましょう。サポートの対応言語や問い合わせ方法は、提供事業者によって異なります。LINEなどで日本語の問い合わせができる事業者なら、現地でトラブルが起きた際にも相談しやすくなります。
タイ向けeSIMの設定手順
日本を出発する前からタイに到着した後まで、順番に設定を進めておくと、通信を始めやすくなります。
| 手順 | ポイント |
|---|---|
| 事前設定 | 渡航前にeSIMを追加 |
| 回線設定 | 到着後に副回線へ切り替え |
| 通信できない場合 | 再起動やAPN設定を確認 |
手順1:日本国内で事前設定を済ませる
通信事業者が事前設定を案内している場合は、渡航前に安定したWi-Fi環境でQRコードを読み取り、eSIMを端末に追加します。eSIMの設定にはインターネット接続が必要なため、出発前に済ませておけば、現地で通信環境を探す手間を省けます。追加した副回線には「タイ用」など分かりやすい名前を付けておきましょう。
手順2:タイ到着後に副回線を有効にする
タイに到着したら機内モードを解除し、モバイルデータ通信に使う回線を、日本用の主回線から設定済みの副回線へ切り替えます。通信事業者の案内で必要とされている場合は、副回線のデータローミングをオンにして、現地の回線に接続します。画面に4G・LTE・5Gなどが表示されたら、インターネットに接続できるか確認しましょう。
手順3:通信できない場合は再起動やAPNを確認する
設定を済ませてもインターネットに接続できないときは、まずスマートフォンを再起動してみましょう。一時的な通信の不具合であれば、解消される場合があります。それでも接続できず、通信事業者からAPNを指定されている場合は、設定内容が正しく入力されているか確認します。
タイでeSIMを利用する際の注意点
海外用eSIMを安心して利用するために、事前の設定や使い方のポイントを確認しておきましょう。
| 項目 | ポイント |
|---|---|
| SIMロック | 解除状況を確認 |
| 主回線 | データローミングをオフ |
| 無制限プラン | 速度制限の条件を確認 |
手持ちのスマホがSIMロック解除済みか確認する
購入手続きを進める前に、手持ちのスマートフォンがSIMフリー端末か、またはSIMロック解除が済んでいるかを確認します。SIMロックがかかった端末では、別の通信事業者が提供する海外用eSIMを利用できない場合があります。ロックが残っている場合は、購入元の通信事業者が案内する方法で解除手続きを済ませておきましょう。
主回線のデータローミングをオフにして高額請求を防ぐ
日本で普段契約している回線(主回線)のデータローミングは、渡航前にオフへ切り替えておきます。オンのままだと、契約内容によってはタイでのデータ通信に追加料金が発生する可能性があるためです。副回線のeSIMは提供事業者の案内に従って設定し、モバイルデータ通信に使う回線として選択します。
無制限プランのフェアユースポリシーに注意する
データ無制限のプランでも、契約条件によっては、大容量の通信を続けると速度が制限されるフェアユースポリシー(FUP)が設けられている場合があります。FUPは通信品質を維持するための規定で、対象となる利用には速度制限が適用されることがあります。無制限プランを選ぶ際は、速度制限が適用される条件を確認しておきましょう。








